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デュラララ!!4話「形影相弔」感想ネタバレ注意 [デュラララ!!アニメ感想]

デュラララ!!4話「形影相弔」感想
ネタバレ注意

形影相弔 けいえいそうちょう
孤独で、訪れてくる人もなく、つきあう人もいない寂しい様子
自分の形(体)とその影とが慰め合う

(1話の)
みかど「都市伝説って!何!」
きだくん「黒バイクだよ!首無しライダーだよ!」

甘楽「黒いバイクに乗ってる男にはね。。。」
甘楽「首から上がないの。。。」
甘楽「きれいになくなってるのに動いてるんだって。。。」

(2話)
?(白衣の人)「そんなに難しい仕事じゃないみたいだけど。」
(白衣の人)「一応気を付けてね。」

奈倉→折原臨也「俺、あんたが正義の味方になったなんて聞いてなかったけどなあ。」

(太ってる男性)「なんなんだよ、なんなんだよー!」


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カメラのレンズ?撮影?

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3段アイス食べてる女の子「首無しライダー?聞いた事がある!友達が、走ってるの見たって!」
「聞いた事がある」って口語で使うとなんだか不自然に感じる。

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100円男「さあ。あんまり関心ないですねー」

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2重ネックレスの女性「それだったら写真に撮りました。ほら。」

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男「首無しライダー?こいつっすこいつ。」

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やっぱりちょっと可愛いな。特に真ん中の子。
目がつぶらな女の子「聞いた事あるよねー」
髪がピンクな子「サンシャイン近くで見たかも」
茶髪の子「まじー?」
目がつぶらな女の子「よくわかんないけど、みんな騒いでたからきっとそうなんじゃない?」

?ナレーション「皆じょうぜつだ。」
これはナレーション?なんだか毎回ナレーションの人が違う気がする。
黒バイクの事を街の人に聞きまわっているみたい。

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チャットシーン
甘楽「おや、今夜は皆さん、お早いおそろいで♪」
田中太郎「こんばんわ~。」
セットン「ばんわー」
甘楽「わんばんこ~~」
↑ここまでチャットのログ
甘楽「また出たみたいですね~w>例の黒いバイク」
田中太郎「でも、首がないなんてホントなんですかね……(´・ω・`)」
セットン「ただの趣味の悪い噂ですよ。」
甘楽「でも、結構ホントらしいって噂も聞きますよ~♪」
田中太郎「へ~」
セットン「首がないなんてあり得ないですよ。」
甘楽「人間じゃなかったら。。。」
甘楽「ありえるんじゃないですかね~(°∀°)」

わんばんこって!
なんだか…
甘楽さんは物知り。
セットンさんは常識人。
田中太郎さんは聞き手役。

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黒バイク、ねー…。
誰かが正体とかの予想をたてたいけれど…。
予想が付かない。

ナレーション「本当に関わり合いになった人は、寡黙になるらしい。」

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神近莉緒というよりマゼンダさんの方が覚えやすい。
神近莉緒「ごめんなさい。よく分からないんで。」

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!?
白衣の男「あなたはどうかな!?」
おまえかー!
マグカップ持って黒バイクに気を付けてねって言っていた人…。
どうして聞きまわる必要があるんだろう。


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白衣の男「あの伝説の首無しライダーにどんな印象を抱いてる?
白衣の男 怖い?格好いい?実はなんだかいい人そう?
白衣の男 いややっぱり。どう受け止めたらいいのか分からない?」
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これはつまり、アニメ的には視聴者に問いかけてるって事でいいのかな。
怖くはない。格好いいとは思う。
いい人そう・・ではあるかな。マゼンダさんの事を思うと。
正体が誰かとは考えるけれど。分からない…。

白衣の男「今日は首無しライダーについて、僕が知っている事を教えよう。
白衣の男 るるめんめんとした話になるが、けうそうだいな心で聞いて欲しい。」

縷縷綿綿(縷々綿々)話しが長く、こまごまと続くようす
気宇壮大(きうそうだい)度量・構想などが並外れて大きいさま
けうそうだいだと思ってた。きうそうだいが正しいみたい。
サブタイトルじゃないんだからそんなに四字熟語使わないで欲しい。
分かりにくいよ!
英語混ぜて話をされるよりはましだけど。きだくんみたいに。

というか。まだ4話だよ…!?
なんというか首無しライダーを物語の核心的な物とした謎として見ていたんだけど・・。
もう明かされる物?

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(白衣の男)「まずは自己紹介しよう。僕はきしたにしんら。24歳。
きしたにしんら この街でもぐりの医者をやっている。あえて言えば、出張闇医者だ。
きしたにしんら 非合法な武器で傷ついた人たちの手当てとか、
きしたにしんら 顔を変えなきゃいけない人たちの整形手術とか。
きしたにしんら こう見えても、腕もいいし信頼もあるんだ。」
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さらりと凄い事言ったよね。なんでもない事のように。
もぐりの闇医者…?まったくそういう危険な仕事の人には見えない…。

ナレーション「さて、いよいよ本題だ。」
きしたにしんら「ただいまー」
しゃべるのと紛らわしいからナレーションに書き換えよう。

…!~(*ノノ)

ナレーション「そう。僕はあの首無しライダー。
ナレーション セルティストゥルルソンと同居している。」

ええええええええええええええええ!?
…取りあえずお風呂のドアを開けるな!
正体とかじゃなく、そういう人物?普通に首が無い…?
なんというか、正体というか…普通の人物だと思っていた。
というか外国の人…?漢字とかを普通に使っていたように思うのだけれど…。
日本に来て長いのかな…?

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きしたにしんら「帰ったよ、セルティ」

帰ったよじゃないよ、覗くなよ。

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セルティ[おかえり]
そうか…。首がないからしゃべれないんだ。
逆さ文字かけるって凄い。

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きしたにしんら「こっちはよくある簡単な仕事だったよ。そっちはどうだった?」

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セルティ[覗くな] 「覗くな」
あれ、しゃべった…? でも発言には同意。

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きしたにしんら「ああごめんごめん。なんというか、いやらしい意味じゃなく。
きしたにしんら ついうっかり。ああ。」

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きしたにしんら「あー…。なんかいらついているようだね。カルシウムの摂取が必要かな。」

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セルティ「卵の殻でも食えというのか?」

この声はセルティの声という扱いでいいのかな。
アニメだし無音というのも困るしね。
でもどうして卵の殻…?
カルシウムといえば牛乳・小魚・チーズを思い浮かべそうなんだけれども。
そもそも卵の殻は食べ物じゃないし…。

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きしたにしんら「あー、いいんじゃないかな。もっとも、僕はあれだ。
きしたにしんら 栄養学にはうといから、卵の殻にいかほどのカルシウムが含まれているのか。
きしたにしんら どれだけ吸収効率がいいのかといったたぐいの事は分からないけどねえ。
きしたにしんら そもそも、キミののうみそがどこにあるのかも分からないのに
きしたにしんら カルシウムがどれだけ有用かって事もあるけどさ。」

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セルティ「黙れ!」

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きしたにしんら「なあセルティ。何度も聞くけど、眼球の存在しないキミには
きしたにしんら 一体この世界はどんな風に見えるのかなあ。」

そこからじゃ声聞こえなくないかな?
というか、『キミにはこの世界はどんな風に見えている?』なんて、
きしたにしんらはセルティが好きなのかな?それとも単に学術的興味?
ちょっと、マッドサイエンティストっぽくも見えるんだよね。

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セルティ(SELTY)「自分で理解出来ないものを他人に教える事は出来ない。」

ナレーション(しんら)「彼女には首が無いけど、視界もあるし、音も聞こえるし、匂いも感じてる。
ナレーション(しんら) ただ、首が無いからって全方向が見えるわけじゃないらしい。
ナレーション(しんら) 普通の人間より、少し視野が広い程度みたいだ。」

それできしたにしんらの声はセルティには聞こえているんだ。
しゃべる事は出来ない・・・と。

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和室!

きしたにしんら「これは僕の推理に過ぎないんけど、
きしたにしんら 君の体から絶えず染み出している、その影のような不思議SFとんでも物質。
きしたにしんら その粒子が光の代わりに周囲に放たれ、跳ねかえった所を吸収し、
きしたにしんら 周囲の情報を得ているというのはどうかな。
きしたにしんら 当然、遠くの物に対しては情報が不鮮明になる。」

きしたにしんらは理屈っぽい。でも感じはいい。面白いかな。
セルティと一緒に住んでいるんだし、もぐりとはいえ医者。
推測は正解にかなり近いんじゃないだろうか。

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セルティ(SELTY)「興味ない 見えて聞こえればそれでいい」

この画面はきしたにしんらのパソコンの方の画面だったんだ。

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指でとんとんするのは癖なんだろうか。

きしたにしんら「セルティ。キミはいつだってそうだ。
きしたにしんら キミが感じる世界は、はたして僕が感じている世界と差異があるのか。
きしたにしんら 僕はただ、それが気になるだけなんだよ。」

うーん、やっぱりきしたにしんらはセルティが好きみたいだ。

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きしたにしんら「これは何も視界だけの話じゃない。価値観の問題でもある。
きしたにしんら 人間としての価値観ではなく、この街に具現化したただ一人の妖精。」

妖精ですか!

ぴちょん ぴちょん

きしたにしんら「デュラハンとして見た世界の価値ってやつをさ。」

デュラハン…?デュラハン…セルティはデュラハン?
臨也がかまいたちでセルティはデュラハン…。
私はどうも、アニメとか漫画とか小説で、現代においての話の時に、
非現実というかファンタジー的な要素を考慮しないで見たりするんだけど。
どうもデュラララの世界は、デュラハンが実在する世界…という事みたいだ。
なんというか、首が無いという現実が実際にある世界らしい。

それにしてもなんだろう。この安心感。
このアニメが始まってから、まともな会話が初めてされたような気がする。
安心して見ていられるというか。
どうも1~3話は駆け足の上、精神的に攻撃を仕掛けてくるような話だったんだけれど。
この2人のやり取りはずいぶん落ち着いているというか安定してる。

セルティときしたにしんらは夫婦…?ではないかな?
名字が違うし…。でも別姓かもしれない。
少なくともきしたにしんらはセルティを好きだとは思うのだけれども。
付き合っているのかは分からない…。

止まったのかと思った。
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きしたにしんら「ん?どうしたんだい?よかったら話してくれよ。何があったのか。」



きしたにしんら「今日の仕事、折原くんは簡単だって言ってたけど。」

折原くん!?…折原臨也の事でいいんだよね?
折原くん…。呼び名に凄く違和感が。どういう事だろう。
静雄と臨也はお互いに臨也くん・しずちゃんと呼びあっていたけれど。

というか、臨也からセルティへの仕事の依頼はきしたにしんらを挟むの?
セルティに臨也から電話がかかって来ていたと思うんだけれど。
なんとなく臨也が仕事の内容を、関係も無いのにきしたにしんらに話すとは思えない。
…あ、でもセルティはしゃべれないから、それでかな?
臨也からセルティへの仕事の依頼はきしたにしんらを通す…のかな。

それにしても折原くん。
きしたにしんらは24歳で折原臨也は23歳。先輩と後輩とか?
それともただ単に年下の男を呼ぶから折原くんと呼んでるのか。

セルティと同居していて、折原臨也を折原くんと呼ぶ。
セルティの正体も気になる所だけれど、きしたにしんらが気になる。

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セルティ「仕事自体は、何事も無くあっさり終わったんだ。」

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きしたにしんら「で?」

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?臨也「ホントに運び屋さまさまだね。あんたあっての俺。俺あってのあんた。」

さまさま!

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セルティ「あとのほうは認めたくないな。」
臨也「そう言わないで。これからのよろしく頼むよ。あんたとは仲良くやっていきたいんだからさ。」

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臨也「この先もずっと。」

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なんていう所にしまうんですか!見た感じ10万くらい…?

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セルティ「不気味さを感じるのは気のせいか?」

臨也「おっと、間違いなく気のせいだよ。」
どうしてセルティは右左右左と見たんだろう?

臨也「ところでさあ。あんたデュラハンって知ってる?
臨也 アイルランドの首がない妖精の事らしいんだけど」

きしたにしんらが妖精と言ったのはデュラハンの事だったんだ。
セルティを妖精と言ったのかと思った。
アイルランド…イギリスの西かな。
北欧…北欧神話とかは少し興味を惹かれるけれど。まったく詳しくない。
そういえばデュラララってデュラハンから来てるのかな?
…とすると主人公はセルティなような?
いや、でもセルティを主人公にするとなると謎が面白くなくなってしまうかな…?

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臨也「最近よよぎ公園に流れてきた似顔絵描きのじいさんが、
臨也 昔それを見たって言ってんだよねー。
臨也 そのじいさんがさ、首が無い、首が無いって騒いでたらしいんだ。
臨也 それってようするにデュラハンってやつの首の事かなあ。」

臨也のしゃべりのイントネーションって独特な気がする。

セルティ「まだそこにいるのか?」
臨也「さあ、ちょっとわかんないけど。」

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きょとーん。

臨也「やっぱり気になるんだ。」

ナレーション(しんら)「セルティ ストゥルルソンは人間ではない。
ナレーション(しんら) ぞくにデュラハンと呼ばれる、ケルト伝承などにうたわれる、
ナレーション(しんら) 妖精のたぐいである。」

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セルティ「似顔絵描きを知りませんか?」
ほうきを持ったお姉さん「ああ、あの人ならもういないですよ。ねえ、あの人横浜へ行くって言ってなかった?」
?「ああ?」

ナレーション(しんら)「デュラハンは切り落とした自分の首を脇にかかえ、
ナレーション(しんら) コシュタバワーと呼ばれる2輪の馬車に引かれてやって来る。」

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ナレーション(しんら)「彼らが訪れるのは死期がせまった人間がいる家だ。
ナレーション(しんら) もしうっかりととびらをあけてしまったら最後。
ナレーション(しんら) たらい一杯の血液をあびせかけられる。」
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なんでやねん。なんのために!?
デュラハンの知識なんて、ゲームで敵として出てくる時のグラフィックくらいしかないけれど…。
カマも持ってるのに…。死神とは違うんだね…。
血液浴びせてどうするんだろう…???

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噴水からずいぶん遠いと思うけれどどうして水がかかったのかな…?

ナレーション(しんら)「そんな不吉で、死のにおいにみちた伝説と、
ナレーション(しんら) 現実の彼女の姿は、簡単にはむすびつかないね。
ナレーション(しんら) 首がないことをのぞいては。」

首が無い…あれ?そういえば…
『デュラハンは切り落とした自分の首を脇にかかえ』
セルティは首は?冷蔵庫とかにしまってるの?
流石に日本で首持ち歩いてたら警察沙汰だよね。
いや、でも首があった方がしゃべれるから便利そう・・携帯しないのはなぜ…?

ナレーション(しんら)「彼女がなぜこの日本。この東京。この池袋にやってきたのか。
ナレーション(しんら) なぜこんなにも自分の首にこだわっているのか。
ナレーション(しんら) それをこれからお話しよう。」

自分の首にこだわる???こだわるってどういう事だろう?

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ナレーション(しんら)「今から20年前の事だ。
ナレーション(しんら) 彼女が山の中で目を覚ますと、いつの間にか首が無くなっていた。」
しんら4歳・・かな?

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首、なくしちゃってたんだ…。…ってそんな馬鹿な。
首に足があるはずもないし…。やわらか戦車?やわらかセルティ?

ナレーション(しんら)「その瞬間に気付いたのは、さまざまな記憶が欠落していた事。
ナレーション(しんら) それは、自分の行動の理由であったり、
ナレーション(しんら) ある程度さかのぼった過去の記憶であったり。
ナレーション(しんら) けれど、自分がデュラハンである事。
ナレーション(しんら) 自分の名前がセルティ・ストゥルルソンである事。
ナレーション(しんら) 自分の能力の使い方に関しては、確実に記憶していた。」

記憶喪失って事か‥。

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ナレーション(しんら)「そして彼女がまず驚いたのは、」
セルティ「私は頭で物を考えていたんじゃなかったんだ。」
ナレーション(しんら)「という事だった。
ナレーション(しんら) それに続いて自分の首とおぼしき気配を感じる事が出来るのにも気が付いた。」

洋服が!洋服が!洋服が!

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ナレーション(しんら)「状況を考え、彼女は一つの推理をした。
ナレーション(しんら) 自分の意思は、元々、体と頭で共有していた物であり
ナレーション(しんら) 欠落した記憶は頭の中に含まれているのではないかと。
ナレーション(しんら) そして彼女は決意した。おのれの存在意義を知る首を取り戻す事。
ナレーション(しんら) それこそが、今の自分に与えられた存在意義だ。
ナレーション(しんら) もしかしたら、頭がみずからの意思で体のもとを離れたのかも知れないが
ナレーション(しんら) そうだとしても、結局は手にしてみなければわからない。」


セルティ「横浜にはもういなかった。次は多摩、その次は千葉。どこへ行っても行き違いだった。」
しんら「またあしたにでもすればよかったじゃないか。」
セルティ「必死だった。自分の首がそこにあるかもしれないんだ。
セルティ どうしても、取り戻したかった。一日も早く。
セルティ このまま自分の記憶も曖昧なまま生きていくのは嫌だ。」

つまり首は池袋にあるって事……?


ナレーション(しんら)「周囲に残るわずかな気配をたどり、ここまでやってきた。
ナレーション(しんら) 首はどうやら、海外に渡ってしまったようだ。船の行き先は日本らしい。
ナレーション(しんら) 密航して、あとを追うと決めたはいいが、問題はこの馬だ。
ナレーション(しんら) これは馬の死骸に憑依させた、デュラハンの使い魔のような存在だ。
ナレーション(しんら) いざとなれば消し去ってしまう事も出来たのだが、
ナレーション(しんら) はたしてそのあとはどこへ行ってしまうのか。その記憶は多分、頭の中だ。
ナレーション(しんら) そう思うと消し方が分かっていても、中々踏み切る事が出来ない。」

どうやって!?どうやって首が海外へ行くの…?????
一人でにだとするともうやわらか戦車しか思い浮かばない。

ナレーション(しんら)「そんな時。彼女はそれに出会ったんだ。」
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バイク…!何かバイクの音が変だとかは思っていたけれど…。
コシュタバワーとかいう使い魔をバイクに…乗り移らせたんだ。

セルティ「結局、どこにも見つからなかった。けど」

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静雄「あー、その似顔絵描きなら知ってるぜ。」
セルティ「えっ」
静雄ー!静雄とセルティ、やっぱり仲いいんだね…。

セルティ「一昨日くらいから、南池袋公園に来てたらしい。」

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静雄「ああ、そうだ。一緒に行ってやろうか。そんなんじゃ不便だろ。な。」

静雄優しい…!格好いい…!


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凄い上手い。

似顔絵描き「さあ、できたよー。」
?ありさ「わー、すごーい」
?「ありさより美人にかけてる」
ありさ「ちょっとー」
?「おじさん流石ですねー」
似顔絵描き「いやいや、まだまだ描きたいものもまともに描けないありさまでね」
ありさ「ありがとうございました」
似顔絵描き「どういたしまして。またおいでー」

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なんでこんなに影の濃さが違うんだろう。

似顔絵描き「あー。すまんがもう暗いんでな。今日はこれで終わりだ」
静雄「デュラハンを見たってのは本当か?」
似顔絵描き「ああ?ああ、ああ。本当だとも。私が若い頃、アイルランドの山ん中で見た。
似顔絵描き 間違いなくこの目でな。」

どうもアイルランドは重要ポイントみたい。
日本人にとってそんなメジャーな国なのかな?
外国に行った事ないから全く分からない。
ただ、東京だからそういう人が沢山いてもおかしくないよね(偏見)。

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セルティ「首をなくしたとはどういう意味だ?」
似顔絵描き「首をなくした?はははそうじゃない。首がないんだ。首がどうしてもきまらない。」

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顔を見合わせるセルティと静雄。…この2人の雰囲気好き

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似顔絵描き「ほれ」

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似顔絵描き「女だった。それもひどく美しい女だった。
似顔絵描き 霧の深い夜、山道ですれ違った。物凄い勢いで走り去っていった。
似顔絵描き 恐ろしくも美しい姿だった。この世のものじゃない。そう直感した。」

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似顔絵描き「宿に帰って話をすると、それはデュラハンに違いないと言われた。
似顔絵描き 古くからその地に住んでいるんだそうだ。」

ペンまわし?なんだろうこの存在感と違和感は。
黒の上に白い服?…これはまさか白スーツ・・・・・・・・・・・・・!?
激奏の小野さんしか思い浮かばないっ!

セルティ「なぜあなたのデュラハンは、首をかかえてないんだ。」
似顔絵描き「描けないんだ。描けば描くほど違って見える。
似顔絵描き あの日の記憶は確かなのにどうしてもあの女にたどりつく事が出来ない。」
セルティ「その女の髪の色は?目の色は?表情はどんなだった?」

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時計の上にふくろうの飾り。他の場所にもふくろうあったけど、多いのかな?
県の花とか市の花とかがあるように、市の鳥とか?

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似顔絵描き「それを口に出来るなら絵にしようとは思わなかっただろう。
似顔絵描き そう言えば最近妙な男が訪ねてきてな。その男はこの絵はこれで完璧だと言うんだ。
似顔絵描き 彼女は首がなくていいんだ、とね。変わった男だった。」
静雄「なんで、そこまでこだわるんだ。」
似顔絵描き「あの経験は私の人生で最高の物だ。あの夜が一生だった。
似顔絵描き 取り戻したいんだ。あの瞬間、あの時の記憶を。」
静雄「じいさん、ありがとな。」

なんだか、ほんの少しの非日常を大事にみがいて求めてる。不思議な気分。

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しんら「なるほどね。」

…ボールペンをかちかち・・・・。
…いや、計算合わないし…。
20年前首をなくしてるから、新羅は4歳以下のはず…。
似顔絵描きが宿で相談した相手が白スーツじゃなく白衣で、
ペンと組み合わせると…。
とか考えたけれど年齢的にありえなかった。

「ところでキミは、そのおじいさんと会った記憶はないんだろう?」
セルティ「ない」
しんら「そのデュラハンはキミかもしれないし、キミじゃないかもしれない。
しんら  あるいはたんなる見間違いかもしれない。」

隠れて見てたし…デュラハンから見えていたかどうかは
・・・でも視界が人間より広いから見えてたかもしれないかな。

セルティ「あれは私だ。きっとそうだ。」
しんら「そうか」
セルティ「私はどこに向かって走っていたんだろう。何を思い、どんな目的で」
しんら「そんなに気にする必要があるんだろうか」
セルティ「ん?」
しんら「キミはまさしく、しんしゅつきぼつで、ざんしんきばつな存在だよ。
しんら だからと言って、今のままでは、キミの望みの達成はぜんとりょうえんだ。
セルティ「何が言いたい。」

神出鬼没(しんしゅつきぼつ)
自由自在に素早く現れたり、隠れたりすること。
きわめて巧妙に出没し、所在が分からないこと。出没の変幻自在なさま。

斬新奇抜(ざんしんきばつ)
物事の着想が独自で、それまでに類をみないほど新しいさま。
それまでにないほど新しく、思いもよらないほど変わっているさま。
「斬新」は発想が独自で、それまでに類がないほど新しいさま。
「奇抜」は、普通の人が思いもよらないほど変わっているさま。また、他に抜きんでてすぐれているさま。

前途遼遠(ぜんとりょうえん)
目的達成までの道のりや時間が、まだ長く残っているさま。
今後の道のりがまだ遠くて困難なさま。
「前途」は将来、目標までの今後の道のり。「途」は道のりのこと。
「遼遠」ははるかに遠いさま。「遼」は道が延々と長く続いている意。


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しんら「単純に言おう。諦めなよ。その変わった男の言った事、当たってるんじゃないかな。
しんら 首、無くたっていいんじゃないかな。自分の首を探すのはもうやめてさ。
しんら 二人でどこかに行こうよ。どこでもいい。
しんら キミが望むなら、僕はどんな手を使ってでもキミを故郷にかえしてみせる。
しんら 僕もそこへ行くよ。それでずっと一緒に」

プロポーズ!?
・・・?
『キミが望むなら、僕はどんな手を使ってでもキミを故郷にかえしてみせる。』
どういう意味だろう。別にセルティ一人でも帰れると思うけど…。
アイルランドから日本にやってきたんだし。
どんな手を使ってでもって。

セルティ「お前の事は、嫌いじゃないが、今こうしてここで暮らしているだけで、充分だ。」
脈はありそう?

しんら「そんな事言わないでさ」
セルティ「充分だ!」
しんら「ん・・・だったらさ、せめてもうちょっと女の子らしく」
セルティ「もういい!」

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ナレーション(しんら)「はぁ…。やっぱり僕の価値観と、彼女の価値観には違いがあるのだろうか。
ナレーション(しんら) かんわきゅうだい。さっきの続きを話そうか。」

閑話休題(かんわきゅうだい)
それはさておき。ともかく。

デュラハンと人間、じゃなくても価値観の相違はあるし一概に
セルティがデュラハンだから、という言葉では片づけられそうにないけどね。


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ナレーション(しんら)「船に乗ってからの彼女の。いや、彼女と僕の話を。
ナレーション(しんら) 船員に話をつけて密航したはいいが、
ナレーション(しんら) 彼女は自分の姿がひどく目立つ事に気が付いた。
ナレーション(しんら) 彼女を知る今となってはなんて事ない光景だけど、」

密航ですか!

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しんら(4)かな?幼稚園児!・・・臨也(4)とか静雄(4)とかも見てみたいものです。

ナレーション(しんら)「初めて見た時は驚いたものさ。僕が4歳の時だった。」
4歳であってた。

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しんら(4)「父さん!船倉に!女の人が!早く!ねえねえ!父さん!」

ナレーション(しんら)「僕は父さんと一緒に、日本へ帰る途中だった。
ナレーション(しんら) 父のしんげんはおせじにも普通とは言えない人間だ。
ナレーション(しんら) 僕が見た事を聞いたら、親としては一笑に付すのが正しい態度じゃなかろうか。

一笑に付す(いっしょうにふす) 笑って問題にしない。

父さん・・・!・・・!・・・!

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似顔絵描きの話を聞いてデュラハンだと答えたのはしんらの父親のしんげんか…。

ナレーション(しんら)「しかし父さんは違った。医者としての性なのか、俄然興味を持ったんだ。」

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しんげん「ご婦人。失礼だがあなたには首がないというのは本当かな。」
ナレーション(しんら)「父さんは言った。一度だけでいい。
ナレーション(しんら) あなたを解剖させてくれれば、居場所を提供しよう」

マッドサイエンティスト親子か・・。

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ナレーション(しんら)「彼女は承諾した。打算もあれば、色々不安もあったろう。」

ナレーション(しんら)「この時の事を、彼女はあまり覚えていないらしい。
ナレーション(しんら) 人間用の麻酔はあまり効かず。ショックも強かったのかもしれない。」

ぐろい。

しんげん「痛覚はあるようだが、人間よりはかなりにぶいようだな。
しんげん 心臓がない。どの臓器も形だけで、なんの機能もしていない。
しんげん 血管はあるのに血は通っていない。ただ肉があるだけだ。
しんげん まるで生きている人体模型だな。ただし…見ろ。こいつ、どうやったら死ぬんだ。」

ただしって誰とか思っちゃった。

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マッドサイエンティストなりに子供の事を考えてるんだね。
一人占めしないで子供にもさせるというのは、興味深い。

ナレーション(しんら)「ひどい父親だろう?4歳の子供に彼女の解剖をさせようって言うんだから。
ナレーション(しんら) けど、こんな教育のおかげで、医者の技能が身に付いたんだから
ナレーション(しんら) 何が幸いするか分からない。」

しんげん「どうした」
このどうしたの声が優しいのがマッドサイエンティストだね。

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ナレーション(しんら)「一目見た時から、彼女に魅せられていた。」
ナレーション(しんら) その気持ちは、一緒に暮らしたこの20年間、全く変わってない。
ナレーション(しんら) そして彼女は、運び屋の仕事をしながら、ずっと自分の首を探してる。」

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ナレーション(しんら)「首が戻ったら、彼女はどうするつもりなんだろう。
ナレーション(しんら) 彼女はどうなってしまうんだろう。
ナレーション(しんら) 彼女の意思は、そのまま首の意思なんだろうか、それとも。

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セルティ「何を撮ってるんだ?」
しんら「ああいや、なんというか。甘い日常の断面を一切合財語りつくして、後世に残そうかと」
セルティ「なんでもいいから静かにしてくれ。眠れない。」
しんら「悪かったよ、セルティ。・・・じゃあ、このへんで。続きはまたいつか。」
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しんら「おおお!完璧じゃないですか。」
似顔絵描き「どこが完璧なんだ。デュラハンは首をかかえているのが本来の姿なんだぞ。」
しんら「別になくなっていいんじゃないですか。首なんて。」
似顔絵描き「いいわけがない。実物を見ていないからそんな事を言うんだ。
似顔絵描き 世にも美しい女だったんだよ。」
しんら「ですよね。でもやっぱり首はないほうがいいな。その方がチャーミングですよ。
しんら これで完璧です。だからおじいさんも悩む事はないんですよ。
しんら「描けなくたっていいんです。ずっとこのままで。」
似顔絵描き「だが私は描く。」
しんら「いいんですってこのままで」
似顔絵描き「変わった男だなあんた」
しんら「いやあそれほどでも」
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エンディング。

折原臨也
平和島静雄
岸谷新羅 きしたにしんら
セルティ・ストゥルルソン

岸谷森厳 きしたにしんげん
神近莉緒
陽子
春子
秋絵

老画家
岸谷新羅(幼少時代)
亜梨沙
携帯屋の店員


しんらは首見つかって欲しくないんだね。
セルティは首が見つかったらやっぱりアイルランドに帰って
デュラハンとしての活動を再開するのかな。

デュラハンは死なない…?
…記憶がなくて記憶が首の中にある…。
記憶が戻ったら…セルティは変わってしまう?
意思…。体の意思と首の意思が違ったら…?

でも首は池袋にある。結構恐ろしい事だね
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